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田辺 紫

Author:田辺 紫
湘南在住コピーライター。All About横浜ガイドを務めています。横浜・鎌倉で、見た・聞いた・食べたことなどをさくっと紹介します。よろしくお願いします。

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2009年5月、All About 横浜(旧)ガイド日記から引越ししました。画像がないページもありますが、ご了承ください。

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スタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』は横浜が舞台。7月16日(土)からいよいよ全国東宝系ロードショーがはじまります。それに先駆けて、7月4日(月)、神奈川県民ホールで横浜市民を招待した完成披露試写会が開催されました。

スタジオジブリ『コクリコ坂から』(C)2011高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT
『コクリコ坂から』ポスターの絵 (C)2011高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT

舞台あいさつには、宮崎吾郎監督と鈴木敏夫プロデューサー、主人公・松崎 海を演じる長澤まさみさんと風間 俊を演じる岡田准一さん、主題歌を歌う手嶌 葵さんが登壇しました。
『コクリコ坂から』完成披露試写会@神奈川県民ホール
▲左から、宮崎吾郎監督、手嶌 葵さん、長澤まさみさん、そして鈴木敏夫プロデューサー

手嶌 葵さんは、主題歌『さよならの夏~コクリコ坂から~』を、成瀬英樹さんのギター演奏にのせて優しい声で歌い上げました。

歌が終了すると、宮崎吾郎監督ほか長澤さん、岡田さん、鈴木プロデューサーが登場。映画制作秘話や舞台が横浜であることへの思いなどを語りました。
※それぞれ会見内の発言を編集しています。
<作品について>
■鈴木敏夫プロデューサー
この作品は宮崎駿がシナリオを書いたのですが、シナリオに4ヵ月かかりました。それを吾郎くんが絵コンテにするのに遅れに遅れて……。一体どうなるのか?と思いましたが、苦労を乗り越えて完成しました。今日の日を迎えることができて、心より喜んでいます。
『コクリコ坂から』完成披露会見@ホテル ニューグランド レインボーボールルーム
▲完成披露会見のようす。ホテル ニューグランド本館2階 レインボーボールルームにて

今回の映画の舞台は1980年代、オリンピックの前年の昭和38年なんです。「ちょうど鈴木さんが高校の時だから、いろいろ話してよ」と宮崎駿に頼まれて、シナリオ作りに付き合いました。当時の学生帽って、わざとぺっちゃんこにしてかぶってたんですが、その学生帽を引っ張り出してきたり……。

宮崎駿がこの映画を観終わった後、こう言いました。「俺の書いた(シナリオの中の)俊はあんなに不器用じゃない! あれじゃ、まるで吾郎だ」と。当時の男の子は、みんな不器用だったんですけどね……。年配の方は当時のことを思い出し、若い方はまた新たな感動を生む作品になったと思います。

■宮崎吾郎監督
今日の完成披露試写会を迎えることができて、うれしく思っています。万事休す、か。と思うこともありました……。周りの皆さんに助けられて完成しました。この映画はかわいい子ども、というよりも、苦労した仲間みたいな作品になりました。勝手にプレッシャーのようなものを感じて、「2本目だから楽だった」ということはなく、初めて映画を作るような気持ちで取り組みました。達成感と、やり残したことがあるような気持ちと両方あります。

この作品は宮崎駿がシナリオを書いたのですが、大事なシーンがすべて会話なんです。これは、自分の作品ではやらなかったこと。心情をちゃんと出せるのか……よい経験になりました。実はアフレコをするまで、主人公である海ちゃん俊くんのキャラの核心がつかめませんでした。アフレコをはじめて、「あ、これだ!」とようやくキャラクターができました。2人がいなければ、できなかった。2人にお願いしてよかったです。

宮崎駿には、「もっと俺をおびやかしてみろ」と言われたので、「死ぬなよ」と答えました。すごい人なので、一生追いつけないと思います。ポスターの絵は宮崎駿が描いたのですが、あれは「理想の女の子」なんですね。私が描いたのは「いそうな女の子」。これからも普通の女の子を描きたいと思います。

■長澤まさみさん
『コクリコ坂から』完成披露会見@山下公園 氷川丸前にて
▲完成披露記者会見のようす。山下公園 氷川丸前でU・W旗を揚げる長澤まさみさん

小さいころからジブリ作品が好きだったので、まさか私が主人公の声をできるなんてビックリしたんですが。楽しんでできたかなぁと。2日間かけて収録したのですが、海ちゃんの声を決めるのに半日ぐらいかかって……。はりきりすぎて、声が高かったんですね(鈴木プロデューサー曰く、「声がかわいすぎて、ミスキャストだと思った」)。で、鈴木プロデューサーに「普通に話してみて」と言われたので、「暗くなりますよー」としゃべったら、海ちゃんのイメージにピッタリだということで。それで、鈴木プロデューサーに贈っていただいた言葉が「無愛想」なんです。海ちゃんは、どんどん無愛想で演じてくれと。

『コクリコ坂から』完成披露会見@ホテル ニューグランド レインボーボールルーム
▲完成披露会見のようす。ホテル ニューグランド本館2階 レインボーボールルームにて

映像を見ながらセリフを言っていると、だんだん役が生きてくるんですね。声優さんのお仕事って「息を吹き込む」といいますが、すてきなお仕事だなぁと思いました。昭和38年という時代に生きた人たちの、一生懸命さや誠実さ、素直さ──私もこの時代に生きたいと思いました。心にじんとくる作品です。たくさんの人に観てもらいたいです。

■岡田准一さん
ジブリ作品、吾郎監督とは『ゲド戦記』に続いて2作目になります。今回は親子二代にわたる物語なのですが、前作で吾郎監督と駿監督、親子二代の関係について知ってしまった部分もありまして……今回、吾郎さんにとっては監督二作目ということで、その覚悟を知っていたし、オファーをいただいたときに「僕でいいのか?」と。『ゲド戦記』の自分なりの反省点が山ほどあって、僕でいいのかもう一度考えてくださいと。そのくらい、ハードルが高い仕事。僕も覚悟を決めて、力になれるようにがんばりたいという思いで、現場にのぞみました

海ちゃんは「無愛想」なんで、俊くんは「不器用」な感じでと。だんだん後半になるにつれて、「高倉健さんみたいに」と言われて……。別に、高倉健さんが不器用なわけではないのに(笑)。やさしい風が流れているような、背中に1本線が通っている監督のような、この映画をよろしくお願いします。僕は30代ですが、きゅんきゅんするような、いいなと思える作品です。お父さんたちに観てもらいたいです。

<横浜が舞台であることについて>
■宮崎吾郎監督
宮崎駿が知っている港町が横浜だった、ということで横浜になったのだろうと。本人は多く語らないんですけど、シナリオに、桜木町駅とか山下公園とか、具体的な地名がたくさん出てくるので、若いころに横浜で何かあったに違いない、と思っています。
『コクリコ坂から』完成披露会見@山下公園 氷川丸前にて
▲完成披露記者会見のようす。山下公園 氷川丸前でU・W旗を振る、宮崎吾郎監督と長澤まさみさん

横浜が舞台ということで感じたのは、横浜の人って横浜についてうるさいなぁと(笑)。線画スタッフの中に横浜出身者がいるのですが、「山下公園からクイーンの塔はこんな風には見えない」と言われました。郷土愛が強いということの表れですね。そんな横浜が海ちゃん、俊くんの舞台になってよかったなと思います。

また、横浜には戦後からの記録がたくさん残っています。ありがたい、助かったと同時に、あらためて、自分が戦後の歴史を知ることができて勉強になりました。

■鈴木敏夫プロデューサー
学生時代から横浜が好きで、気になっていたのが古い建物が残っていることなんですね。東京オリンピックの前後は、古いものを捨てて新しいものに変えていく時代。どうして残ったのか横浜市の人に聞いてみたところ、飛鳥田市長の時代に「古い建物を取り壊していいのか」ということが議論されたとのことで。その結果、古いものと新しいものが、ほどよく存在する街になったわけですね。それが、横浜の人が横浜にこだわる理由なんだな、と感じました。

映画の中に、桜木町駅で電車を降りて、山下公園を通って、港の見える丘公園まで歩く、というシーンがあります。楽しんでください。

<主題歌『さよならの夏~コクリコ坂から~』について>
■手嶌 葵さ
これは、森山良子さんが歌われた歌で、大人の恋の歌だな、と……。映画に描かれた家族や友だちの愛情を考えて、やさしい気持ちで歌えたらいいな、と思いました。(映画音楽を担当した)武部聡志さんの音楽もとってもすてきですので、お楽しみください。

■宮崎吾郎監督
主題歌にふさわしい曲になったなと。この曲の収録が3月10日で地震の前の日だったんですけれど──彼女の歌声を聴いて、その場にいた全員が感動した曲です。自分の人生の中で大切な曲です。

─ 会見について、終了─

『コクリコ坂から』は、7月16日(土)から全国東宝系ロードショーがはじまります。胸がきゅんとなるストーリーと横浜レトロなシーンの数々をお楽しみください。
前売券好評発売中

また、横浜が舞台になるということで、『コクリコ坂から』にちなんださまざまなイベントが横浜で開催されます。映画と合わせてお楽しみください。
『コクリコ坂から』を横浜で見ようキャンペーン
横浜スタンプラリー ※7月16日から横浜市各所でマップを配布予定
映画の舞台まちあるき ~昭和30年代横浜ノスタルジー コクリコ坂から「海と俊」の世界~

HP:コクリコ坂から 公式サイト
HP:コクリコ坂から 特集ページ(横浜市観光コンベンションビューロー)
HP:コクリコ坂から×KDDI スペシャルサイト
All About横浜:『コクリコ坂から』の舞台、横浜を歩く
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2011/07/05(火) 17:42 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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